コワーキングスペース代は経費にできる!勘定科目も解説
コワーキングスペースの利用代を経費にしたいと考えている人もいるでしょう。利用代を経費にすることで、節税対策になります。
本記事では、コワーキングスペース代を経費にする際の勘定科目やポイントについて詳しく解説します。また、節税対策以外のコワーキングスペースを利用するメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
コワーキングスペース代は経費にできる!
フリーランスや個人事業主がコワーキングスペースを使う場合、利用料を経費にできます。
ただし、会社員としてコワーキングスペースを利用する場合は、会社によって経費にできるところとできないところがあります。会社員として働いている人は、あらかじめ会社に確認しておきましょう。
そもそもコワーキングスペースとは?
コワーキングスペースとは、仕事用の共有スペースを使える施設のことです。インターネット環境や電源・デスク・椅子などが整っています。なかには、フリードリンク・コピー機・仕事に関連する書籍などが設置されているところもあります。
コワーキングスペースを使う際には、図書館のように、他の利用者と同じスペース内で仕事を進めることになります。追加料金を支払うことで個室やブース席を使えるところもあるため、あらかじめ公式サイトから確認しておくと良いでしょう。
コワーキングスペース代を経費にするメリット
コワーキングスペース代を経費にすることで、節税対策につながります。フリーランスや個人事業主が支払う税金の金額は、年間の売上高から経費を引いた利益の金額に応じて決められるため、経費が多いほど翌年に支払う税金を少なく抑えられるのです。
そのため、コワーキングスペースを利用するフリーランスや個人事業主の人は、必ず領収書をもらうよう心がけましょう。
コワーキングスペース代を経費にする際の勘定科目は?
コワーキングスペースの利用などにかかる費用を経費にする場合、勘定科目は以下の表のとおりです。確定申告をする際には、経費ごとに勘定科目を設定する必要があるため、参考にしてください。
費用 | 勘定科目 |
ドロップイン料金 | 会議費または雑費 |
月額料金 | 地代家賃 |
入会金 | 諸会費 |
事務手数料 | 支払手数料 |
備品のレンタル代 | 会議費または賃借料 |
コピー機の利用代 | 事務用品費または消耗品費 |
交通費 | 旅費交通費 |
ドロップイン料金や月額料金だけでなく、備品のレンタル代や交通費なども経費にできます。
なお、「ドロップイン料金」とは、コワーキングスペースを一時利用する際に発生する料金のことです。また、「月額料金」とは、月額契約をする際に毎月発生する費用のことを指します。
確定申告でコワーキングスペース代を経費にする際のポイント
コワーキングスペース代を確定申告で経費にする際には、以下のポイントをおさえましょう。
- 年間を通して勘定科目を統一させる
- 領収書を7年間保管する
- 自宅を事務所にしている人は正確な按分が必要
ポイントをあらかじめ理解しておくことで、スムーズに確定申告を進められます。
年間を通して勘定科目を統一させる
先述したとおり、コワーキングスペースのドロップイン料金は会議費または雑費に、備品のレンタル代は会議費または賃借料に分類されます。また、コピー機の利用代も事務用品費・消耗品費のいずれかに該当します。
どちらを選んでも問題ありませんが、年間を通して勘定科目を統一させる必要があります。確定申告を作成する際には、自分で決めた勘定科目に統一させましょう。
領収書を7年間保管する
コワーキングスペース代に限らず、支出を経費にする場合、領収書を7年間保管することが義務付けられています。確定申告の際に領収書を提出する必要はありませんが、自宅でしっかりと保管していないと税務調査の際に困ります。年ごとにファイリングをして、なくさないように保管しておきましょう。
なお、法人として活動している場合には、7年ではなく10年間保存しておくと安心です。なぜなら、法人で繰越欠損金の控除適用を受ける場合、領収書の保管期間は10年と定められているためです。繰越欠損金の控除適用とは、事業が赤字となった際に、所得金額から欠損金額相当額を控除できる制度のことを指します。
「個人事業主は7年間、法人は10年間領収書を保管する必要がある」と覚えておきましょう。
自宅を事務所にしている人は正確な按分が必要
自宅を事務所にしており、光熱費や家賃などの一部を経費にしている人は、確定申告をする際に注意が必要です。適当な按分をしていると、税務調査で注意を受ける恐れがあります。
自宅での作業時間とコワーキングスペースでの作業時間を明確にしたうえで、自宅の光熱費や家賃などを正確に按分しましょう。
また、コワーキングスペースを毎日長時間にわたって利用している場合は、自宅の光熱費や家賃などは経費にしないほうが良い場合もあります。心配な人は、税理士に相談することをおすすめします。
コワーキングスペースには節税以外のメリットが盛りだくさん
コワーキングスペースの利用には、料金を経費にできる点以外にもさまざまなメリットがあります。
- 仕事に必要な設備・環境が揃っている
- 周りの人が頑張っている姿を見て良い刺激を受けられる
- ビジネスチャンスの獲得につながる
- 勉強をする場所としても利用できる
コワーキングスペースはメリットだらけの便利な施設なので、ぜひ積極的に利用してください。
仕事に必要な設備が揃っている
コワーキングスペースには、インターネット環境や電源などの仕事に必要な設備が整っています。また、多くの場合オフィス用のデスクや椅子が用意されているため、長時間利用していても身体が疲れにくいです。
仕事に集中しやすいBGMがかかっていたり、コーヒーやお茶などのフリードリンクが用意されていたりするところもあります。そのため、カフェや喫茶店よりも快適な環境で、集中して仕事に取り組めます。
周りの人が頑張っている姿を見て良い刺激を受けられる
自宅で仕事に取り組む際に、ついダラダラと業務を進めてしまったり、休憩時間を取り過ぎてしまったりする人もいるのではないでしょうか。
コワーキングスペースは他の利用者と同じスペースを共有する仕組みなため、周りの人から良い刺激を受けられます。仕事が多く疲れているときでも、他の利用者が頑張っている姿を見ることでモチベーションが上がることもあるでしょう。1人ではうまく仕事に集中できない人でも、コワーキングスペースを使えば高いパフォーマンスを発揮しやすくなります。
ビジネスチャンスの獲得につながる
コワーキングスペースのなかには、他の利用者との交流会を開催しているところもあります。また、ちょっとしたきっかけで他の利用者と親交が深まることも珍しくありません。
他業種の人との交流をきっかけに、新たなビジネスチャンスの獲得に繋がるケースもあります。また、同業者との交流によって仕事を紹介して貰えることもあるでしょう。
このように、ビジネスチャンスを獲得できる可能性がある点も、コワーキングスペースを利用するメリットのひとつです。
勉強をする場所としても利用できる
コワーキングスペースは、仕事だけでなく資格取得などの勉強場所として利用することも可能です。とくに、自宅では勉強が捗らない人には、集中できる環境が整っているコワーキングスペースの利用がおすすめです。
また、カフェや喫茶店で勉強をする際には雑音が気になることや、長時間利用しにくいと感じるケースもあるでしょう。コワーキングスペースなら、静かな環境で時間を気にせず好きなだけ勉強に取り組めます。
ドロップイン利用で平日の仕事のあとに数時間勉強をする・休日に1日中コワーキングスぺースを利用する、といった柔軟な使い方ができるのも嬉しいポイントです。
群馬県のコワーキングスペースなら『Office TAKASAKI BASE』がおすすめ
群馬県に住んでいる人におすすめなのが、弊社が運営している『Office TAKASAKI BASE』というコワーキングスペースです。ここでは、『Office TAKASAKI BASE』のおすすめポイントを3つ紹介します。
- 550円からコワーキングスペースを使える
- 高崎駅改札から30秒とアクセスが抜群
- レンタル会議室の利用も可能
群馬県高崎市のコワーキングスペースを探している人は、ぜひ一度利用してみてください。
550円からコワーキングスペースを使える
『Office TAKASAKI BASE』は、好立地ながら1時間550円・1日2,200円という低価格で利用できるコワーキングスペースです。なるべく費用を抑えて使いたい人にうってつけだと言えるでしょう。
また、以下の月額プランも用意されています。
- 月額プラン①:9,800円(平日or土日使い放題)
- 月額プラン②:19,800円(1ヶ月使い放題)
- 月額プラン③:25,000円(1ヶ月使い放題、他施設利用可能)
平日だけ使いたい・土日だけ使いたい、といったニーズに応えられるのが嬉しいポイントです。また、月額プラン③を選べば、コワーキングスペースだけでなく併設されているレンタル会議室の利用も可能です。
まずは1時間や1日利用を試してみて、あとから自身にあった月額プランを選ぶと良いでしょう。
高崎駅改札から30秒とアクセスが抜群
コワーキングスペースを選ぶうえで、立地は非常に重要なポイントです。どれだけ設備やサービスが充実していても、通いにくい場所にあると継続的に利用しにくいです。
『Office TAKASAKI BASE』は高崎駅改札から30秒とアクセスが抜群なため、仕事帰りなどに気軽に立ち寄れます。また、駅から近いため雨の日でも快適に足を運べるでしょう。
レンタル会議室の利用も可能
『Office TAKASAKI BASE』では、レンタルオフィスだけでなくレンタル会議室の利用も可能です。レンタル会議室とは、顧客との商談や社内会議などに使える会議室をレンタルできるサービスです。
レンタル会議室の利用料金は以下のとおりです。
- 第1会議室:2,750円/1h(個室/~20名様用)
- 第2会議室:2,200円/1h(個室/1~10名様用)
- 第3会議室:1,650円/1h(半個室/1~8名様用)
カフェなどで商談をするよりも静かで集中しやすい環境が整っているため、顧客に好印象を与えられるでしょう。
コワーキングスペース代を経費にして節税対策をしよう!
コワーキングスペース代を経費にすることで、翌年の税金を少なく抑えられます。ただし、勘定科目を統一させることや、領収書を7年間保管することなどを心がける必要があります。
また、コワーキングスペースは利用料金を経費にできる点以外にも、ビジネスチャンスの獲得につながる・勉強をする場所としても利用できる、といったメリットがある便利な施設です。ぜひ、本記事の内容を参考にしてコワーキングスペースの費用を賢く経費にしてみてください。